失敗を恐れるか、成功を意識するか

今年も残すところ、あと2ヶ月ちょっと。

「もう年末じみた話をするのか」と、思う方もいらっしゃるとは思いますが、10月末ともなれば、すでに1年の6分の5、80%が終わろうとしているんです。

日本には「四季」という1年を彩る季節がありますが、昨今では温暖化により影響で残暑が厳しいことが慢性化しており、寒くなると途端に年末モードへと突入します。

 

 

瞬く間に過ぎていく時間の中で、皆さんに質問があります。

 

今年、皆さんが印象に残った出来事はなんですか?

「恋人ができた」

「お給料が上がった」

 

なんて、幸せな思い出もあれば、きっと

「試験に落ちた」

「大好きな人と別れた」

 

なんて、悲しい思い出もあるかもしれません。

 

続けて質問を続けますが、いくつの新しい体験や経験をしましたか?

 

人は、年齢を追うごとに「新しいこと」に出会うことが減っていきます。

そして人は、年齢を追うごとに「新たなことに挑戦する」ことが減っていきます。

なぜなら人は、積み重ねた経験の中で失敗を恐れ、自分が傷つくことを恐れ、物事を取捨選択するようになるからです。

困難や災難、苦難といった出来事から身を引いた人間には「無難」な人生しか待っていません。

 

前段が長くなりましたが、今日はトーマス・エジソンの話をしようと思います。

 

「出た、エジソン。」

 

そう、思う方も多いと思います。

そうなんです、この語り草でエジソンは超ド級の鉄板ネタ。

 

・白熱電球を考えた発明王。
・商品化された初の電球には、日本の竹をフィラメントとして使用していた。

 

有名な話で「1万回失敗したのでは?」と、新聞記者に聞かれたところ、

エジソンは「私は失敗したことは一度もない。1万通りのうまくいかない方法がわかっただけだ」と答えたことが有名です。

 

物事をどう捉え、どう自分に落とし込むか。

 

それは、1879年に木綿糸を炭化させたフィラメントで40時間の連続点灯に成功したエジソンが、

それに満心せず、白熱電球の実用化に向け、より優れたフィラメントを作るために

その後6000種類もの炭化させた素材で実験を重ね、最終的に日本 京都の八幡竹にたどり着くことに例えられます。

 

「もうこれでもいいか」

 

一度でもエジソンが諦めていたら、地球の夜が明るく照らされていたのはだいぶ先になっていたかもしれません。

 

「自分で自分の限界を決めない」

 

かというエジソンも、実は失敗ばかりなんですから。

 

8歳から通った小学校は半年たたずに退学させられてますし、僕が好きなのは「空を飛ばしてやる」とヘリウムガスを飲ませて、危うく友達をお星さまにするとこだった話。

他にも、64歳で自身の所有する研究所から大火災が起きた時、

息子に「母さんはどこだい?すぐに見つけてここに連れてきなさい。こんな光景は生きている間に二度と見られるものじゃないからね」と語り掛け、

次の朝には灰になった研究所を見て、

「災害には大変なありがたみがあるね。われわれの失敗はすべて灰になったよ。これから真っさらでスタートできることを神に感謝しなければ。」と、言い放ったそうです。

そして、その事件から「夜道はあぶないね」って思い、懐中電灯を発明したのも彼なんです(笑)

 

 

物事に挑戦するとき、失敗を恐れるか、成功を意識するか。

 

エジソンの様にぶっ飛んでなくてもいいですが、常に物事が好転するように考えながら生きるだけでも、なんか毎日がワクワクに満ち溢れそうですよね。