ブランディング

10代の頃から漠然としながらも、ずっと自身の根底にあった理想像。

「人に影響を与える人間になりたい」

学生の頃は、注目されるようなバカをやったり、

人前に立つことが多く、就職では教員の道を選んだことも、

この原動力が自分を突き動かしていたのではないかと思います。

そして、今でもその気持ちは変わっていません。

株式会社Canvas 代表取締役としての私は、その立場に慢心したり、社員から見て、

「はるか高みにいる人間」として、崇め奉られるようなことも求めていません。

どちらかと言えば、暑苦しく思われてしまうかもしれないが、社員とは少しでも

多くの時間を共有し、自分の経験やノウハウ、知識や考え方で、日々の仕事に

より良い成果をもたらしたり、本人自身が人に良い影響を与えられるような人間へと

成長してほしいと切に願っています。

ここまでだと「私っていい人でしょ」的な承認欲求強め野郎で話が終わってしまうので、

ここから先は、『どうしたら影響力のある人間になれるか』を、簡単に伝えていきたい。

もしそれにまったく興味のない方は、今回の話はここで閉じていただいても構いません。

ただ「暑苦しい社長」とだけ、覚えてページを閉じるのだけはやめていただきたい(笑)

影響力のある人間。

皆はそう聞いてどんな人間を思い浮かべるだろうか。

私が思うに、人に影響を与える人間とは、その分野において卓越したブランド力のある人間を指していると思う。

例えばメジャーで活躍する大谷選手。彼の挑戦を最初は「無理だ」と笑う評論家も多かった。

だがしかし、今の彼を悪く言う人はいないであろう。そこには、成績はもちろんだが、誠心誠意、

野球に取り組む彼の姿を多くの民衆が見てきたからだ。

では、影響を人に与えるためには結果がすべてなのか?

前人未到の二刀流を実現させたり、他者にない肩書が必要なのか?

答えはNoだ。

そんな大層な肩書はいりません。ただ、人より少しだけ物事に本気で取り組む努力をしましょう。

人の印象は、その人間がこれまでになにを積み重ねてきたかで変わります。

毎日、遅刻せず宿題を欠かさない人間には「真面目」の称号が。仕事においては時間厳守や、

振り返りと準備を徹底するといった、誰にでもできる当たり前のことだけで、印象や周りの評価は変わります。

そう、「継続は力なり」です。

続けることで、それは人の印象になり、そしてその印象が周りに認められた瞬間、それはその人自身が

人に影響を与えられるほどの「ブランド力」になるのです。

ただ、それとは逆にマイナスの印象は30倍の力であなたを襲います。

100日の普通より3回の遅刻で、あなたの印象は「時間にルーズな人」に変わります。

100日の普通より3回の泥酔で、あなたの印象は「お酒にだらしない人」に変わります。

100日の普通より3回のズルで、あなたの印象は「信用できない人」に変わります。

もちろん、周囲に与える影響も悪影響へと変わります。

そして、一度失った信用を取り戻す方が100倍大変です。

いきなり明日から「すべてを100点にしろ」とは言いません。

出来ることから確実にやりましょう。

それが習慣として身に付いたら、また更にできることを少しずつ増やしていく。

時間はかかりますが、その繰り返しがあなたを輝かせ、

他に無いブランド力のある人間へと成長させるでしょう。