ロングゴールとショートゴール

前回、「次回はロングゴールとショートゴールについて説明したいと思う。」と、

コメントを締めくくっておきながら、かなり間が空いてしまいました。

しかし、この期間にもまた、新たな発見があったので、今日は

「本来伝えたかったこと」と、新たに気づきを得た出来事について、

お伝えできればと思います。

(とか、それっぽいこと言ってサボっていたことをうやむやにしてすいません)

前回のおさらいですが、最終的な目標(ロングゴール)に

到達するために必要なのが、目標に近づくために設けるべき

やらなければならないこと(ショートゴール)の明確化になります。

例えば、「富士山の頂上に行きたい」という目標があれば

・頂上まで登りきるための体力づくり

・自分のペースにあったスケジュール管理

・頂上までの温度変化や気候の変化に対する準備

・現地までのアクセス方法や登山可能時期の調査など

簡単に挙げるだけでも、多くの「やらねばならぬこと」が存在する。

今年の夏、少しニュースにもなり話題に上がっていたが、もちろん

上記に挙げたことをすべてやらなくても「富士山への挑戦」は可能です。

しかし、突然の高山病に苛まれたり、20℃以上ある温度差に苦しみ

登頂を諦めたりと、準備を怠れば成功の確率が極端に下がるのは当然のことです。

実際に私も昔登山した時は高山病で、ものすごく大変だった経験があります。

この「準備は大事」といった観点はまず第一に伝えたいことです。

だが先日、3歳になる娘に気づかされました。

ここからは、新たに気づきを得た話。

最近の娘のお気に入りは「自転車に乗ること」

その日も保育園からの帰り道、

「帰ったら自転車乗りたい!」と言うので

近くの公園で練習をすることに。

自転車という乗り物はシンプル。

ハンドルをまっすぐ持ち、左右のペダルを

交互に踏めば、あとは勝手に進んでいく。

だがしかし、上半身と下半身、全く違う動作を行うことは

はじめのうちは容易ではなく、「転ぶのではないか」といった

恐怖にも煽られ、最初はどうしても足元ばかり見てしまう。

「前を見て!」

そう言うと、徐々に娘の目線は上がり、それに合わせ、

少しづつ漕げる距離は長くなっていく。

まっすぐ前が見えるようになる頃には、もう転ぶこともなく

自分で止まり、振り向いたときに見せた笑顔は、

愛らしくもありながら少し寂しくもあり、何とも言えないものでした。

きっと、日々の仕事も同じ。

足元を見ながら、右左のペダルを漕ぐことだけに集中してしまうように

目の前にある「やらなければいけないこと」に全身全霊を持っていかれて

しまったり、日々の結果に感情を左右されるのはもったいない。

スキルやHow toに目を向けるのは大事だが、それよりも

もう少し目線を上げ、自分がどこに向かっているのかをイメージして

日々の進歩に実感を覚えながら、毎日を過ごすことが

大切なんだと思う。