仕事を楽しむこと

気の知れた仲間と仲良くおしゃべりをして、
後輩に茶々を入れながら慣れた業務を毎日こなすことが、
「仕事を楽しむ」という意味ではないことは先に忠告しておきます。

では「仕事を楽しむ」とは、どういった意味を持つかを
これからご説明させていただきます。

多くの人間が、仕事をして与えられる報酬でしか、
自分の人生を豊かにできないと決めつけています。
そして、自分の人生に満足している人間はそう多くなく
必然的に、仕事を楽しむことができずにいます。

私が皆さんに伝えたいことは、まず仕事とは
人生において「手段」でしかないということ。
そして「仕事=手段」という考えを持つために
一番大切なのが、人生においての「目標」を持つこと。

例えば、一流の飲食店で働く2人がいます。

Aさんは将来、自分で飲食店を開きたいという夢を持って入社しました。
Bさんは「今を生きるため」に時給の良さに釣られて入社しました。

始めは2人ともホールから。。。
運ばれてくる料理を美味しそうに頬張るお客様を見つつ「いつかは自分も」と夢を見たり。
閉店間際「もう閉店です」と言いたいのをグッと堪えて通したお客様がいつ帰るかを時給換算したり。

慣れてくれば洗い場も。。。
スキさえあれば先輩の技術を盗み見て、気になることは空いた時間に質問攻め。
ホールと洗い場、業務は増えたのに上がらない時給。増えたのは手荒れだけ、なんて言ってみたり。

いよいよ2人は主戦力に。。。
新しいことを学ぼうとし、自分から率先して意見し、日々良い店づくりに奮闘中。
慣れてきた業務には集中力が欠け仕事自体はムラだらけ。でもお給料日の自分は無敵っす!

さて、AさんとBさん。
充実した毎日を過ごしているのはどちらでしょうか?
信頼して仕事を任せたくのはどちらでしょうか?

目標を持って毎日を過ごすという事は、
物差しを持って毎日を過ごす事とそう変わりません。

今やっていることが、どう将来につながっているか。
身に付いたことが、少しでも目標に向かっているか。

A君にとって今の毎日は、将来お店を出すまでの手段でしかありません。
そして、それは私の会社も一緒です。当社では、まずあなたの目標こそが第一優先。
その目標を達成するために、誰にでもできる「手段」をお教えします。